家庭教育を考える部会 2018年 北海道 開催される

 ご報告に先立ちまして、9月6日に北海道胆振東部地震で尊い命を奪われました方々及びご遺族の方々に深く哀悼の意を表するとともに、今なお避難生活を余儀なくされている多くの被災者の方々に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

さて、「家庭教育を考える部会 2018 北海道」は、平成30年10月5日(金)~6日(土)に札幌市にて開催されました。会場は、JR札幌駅より徒歩5分の 会議・研修施設 ACU(アキュ)で行われました。今年は、先生方の研究大会 全日本聾教育研究大会と同じ施設で行われました。参加者は、1日目100名、2日目100名でした。

 第1日目:10月5日(金)

◇開会式(13:30~13:50)

札幌聾学校PTA会長の並木様の司会進行のもと、開会式が始まりました。

全国聾学校長会会長の松本 弘先生、全日本聾教育研究会会長の鄭 仁豪先生のご臨席を賜り、ご祝辞を頂きました。

◇協議会Ⅰ:スモールグループディスカッション(14:10~15:00)

協議会テーマ

「子供たちが将来、主体的に社会参加し、自立した生活を送るために家庭でいまできることは」

司会進行は、北海道高等聾学校PTA会長の鈴木眞弓様です。

 まず、参加者がAからHの8グループに分かれ、スモールディスカッションが行われました。我が子の子育てをもとに、取り組ませて良かったことやうまくいかなかったことなど付箋紙に各自書き込んで模造紙に貼りながら話し合いました。グループ内は、幼稚部から高等部・専攻科まで幅広い父母が集まっていた為、質問や失敗談などとても活発に意見交換がされました。まとめに入っても、話し合いが終わらずとても充実した話し合いが出来たと思います。

◇協議会Ⅱ:意見交換(15:10~16:45)

 各グループの代表の方が、付箋紙を貼った模造紙をプロジェクターで映しながら発表しました。グループごとに様々な話し合いがされていて、とても興味深く聞かせて頂きました。

その後、独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所の宇野宏之祐先生より、指導助言を頂きました。私たちの話し合いの中で解決されなかった問題や、これから私たちの子どもたちが出会うであろう壁や問題点などにも触れて頂き、最新の情報を取り入れたご指導ご助言は、とてもありがたいものでした。

第2日目:10月6日(土)

◇講演(9:30~11:15)

 演題  『聴覚障害児の保護者に学ぶ』

講師      筑波大学附属学校教育局 特命教授 松本 末男先生

 先生は、北海道釧路聾学校で教員としてのスタートを切り、特に聴覚障がいのある乳幼児や幼児への実践をたくさんお持ちで、釧路聾学校で出会った子どもたちや保護者の方々との心温まるエピソードにはとても感動いたしました。その後、旭川聾学校・筑波大学附属聴覚特別支援学校時代のお話もとても良かったです。教え子さんたちの卒業後の活躍ぶりや壁を乗り越えたエピソードなど、たいへん参考になるお話でした。ひとつひとつのお話に、先生の温かさがにじみ出ていて、心が温かくなりました。

もっと早く先生のお話が聞きたかったと仰る保護者の方もいらっしゃいました。

◇閉会式(11:30~11:45)

北海道高等聾学校の校長先生はじめ諸先生方、PTA 会長の鈴木会長はじめ役員の方々には、地震の混乱のまだ落ち着かぬ中、大会のご準備・お手配などを進めて頂き本当に有り難うございました。本当に素晴らしい大会でした。心より感謝とお礼申し上げます。有り難うございました。

なお、この大会の詳細につきましては、3月に発行される「道標」に掲載する予定です。

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平成30年度 中国・四国ろう学校PTA連合会総会・研究協議会(尾道大会)

平成30年5月10日(木)・11日(金)に、広島県尾道市にて「中国・四国ろう学校PTA連合会総会・研究協議会(尾道大会)」が開催されました。中国地区9校、四国地区5校の聾学校・特別支援学校、広島県教育委員会、尾道市教育委員会より合計74名の出席のもと、盛大に行われました。全聾Pからは、会長と事務局長が出席いたしました。

 会場は、尾道グリーンヒルホテルでした。新幹線を福山で降り、JR山陽本線に乗り換え、尾道が近づくにつれ、透き通るような海の色と坂道の上の静かな佇まいのお寺が見えてきました。駅の改札を出ると、すぐ目の前には向島。手前の真っ青な尾道水道には、色とりどりの小さな船が行き来し、「映画の街」と云うのにふさわしい素晴らしい街だと感じました。
<第1日目>
 1:30~14:40開会行事・総会
 2:50~4:00研究協議会
はじめに、全聾Pより組織や活動・現状などについてお話をさせて頂きました。その後、各校より報告がありました。
(1) PTA活動の活性化にむけて(各校PTA活動の現状と課題を踏まえて)
(2) 学力・コミュニケーション力の向上に向けて(各校の取組と家庭との連携について)
(3) 防災教育について(鳥取県立鳥取聾学校からの報告)

4:10~5:00分科会
①幼稚部・小学部低学年部会
②小学部高学年・中学部部会
③高等部部会
④重複障害部会
⑤教員部会

6:00~8:00教育懇親会
 懇親会では、村上水軍が残した古文書を読み説き、それを元に当時の太鼓のたたき方を再現した素晴らしい演奏と踊りが披露されました。会場がそのままタイムスリップしたかのような感じを受け、とても感動しました。

<第2日目>
9:40~10:20 学校参観(広島県立尾道特別支援学校)
10:30~11:00 分科会報告・情報交換会
11:45~12:00 閉会行事

尾道駅から30分くらいバスに乗り、少し坂道を登った所に学校がありました。広々とした高台の上で、視界が開けており爽やかな風が流れておりました。元気に活動する子どもたちの姿がとても印象的で、併置校ということでお互いに助け合っている可愛い様子を見ることができました。
 二日間に亘り、実のある研修会を有り難うございました。

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東海地区聾学校PTA連絡協議会・聴覚障害者親の会連絡協議会合同研修会

­­平成30年1月26日(金)、愛知県名古屋市 「ウィンクあいち」 において、平成29年度 東海地区聾学校PTA連絡協議会・聴覚障害者親の会連絡協議会合同研修会が行われました。

交通機関も雪の影響の出る中、東海地区の7つの聾学校よりPTAの方々、親の会の方々先生方合わせて約40名が出席されました。全聾Pからは会長が出席させて頂きました。

開会行事の後、講演会が行われました。講師は、現在日進市役所勤務の大橋志乃様で、『聞こえないからこそ出会い、学び、経験できたこと』というテーマでご講演を頂きました。大橋様は、出生時より聴覚障害をお持ちで、大学の法学部をご卒業後、日進市役所に入庁、現在介護福祉課に勤務。在職中にマリンバを再開、その後名古屋芸術大学にて専門的に学び、現在小学校や福祉施設などで演奏活動を行っています。

■講演内容
① 「コミュニケーション力」をつけることの大切さ
・「言葉貧乏」の克服方法とは?
~なぜ、「言葉貧乏」になるのか~
・社会に出てからは通用しない「学校で習わなかった」「聞いたことがない」
・「聴覚障害者=KY」は本当なのか?
・人付き合いの「楽しさ」や「喜び」そして「自信」は世界を広げてくれる
② 自らの可能性に挑むこと=「自分と向き合う」
・「聞こえない」以外は健聴者と全く同じ
~自分の「強み」は何だろうか~
・失敗を繰り返して見えてくるもの
~「人」と比べるのではなく「昨日の自分」と比べる~
・努力によって超えられる壁と越えられない壁
・聞こえない私にとって「音楽」とは?
③ 置かれた環境の中で、どう過ごすかは自分次第
・前向きな「if」と後ろ向きな「if」
・自分を高めてくれる人との付き合いを大切に
・社会の中で「自分ができること」を少しずつ増やしていく
最後に
~聞こえない子を持つ親や聾学校の先生方にお願いしたいこと~

でした。

印象に残る言葉がありました。
・言葉を知らない⇒言葉を使わない・口の動きも分からない
・耳学問できない⇒本・活字に慣れる・新聞を読む・手紙を書く・好奇心を持つ
・学校で習わなかった・聞いたことがない⇒自分の不勉強を正当化する「言い訳」に過ぎない
・職場の会議で何を話しているのか分からない会議には⇒①事前に勉強しておく②先回りして動く③分からないことは「分かりません」とハッキリ言う。分かったふりはしない。これ何って聞くと大抵の人は喜んで教えてくれる⇒小さいことの積み重ねが大切
・職場の窓口で「耳が悪いのでゆっくり話して下さい。」って言うと
「他の人に代わって」とか「窓口にいる反応の悪い人何とかして」と言われる。
⇒何を聞かれるか考えておく。こういう時はこうすればいいんだ(先回りして考える)⇒7年経って、自分の居場所ができたなあ、と感じた。
・聾学校でやってくれたことを当たり前だと思ってはダメ。
・八方美人は疲れるだけ。社会人になって思った。すべての人と仲良くならなくてもいい。大切な人だけでいい。
・折角社会の中にいるのだから自分に何ができるのか探していく。自分より弱い人沢山いる。(自分は聞こえないだけ)今の自分があるのはみんなに支えられたから。
⇒与えられる人生より与える人生へ
・できるできない⇒やるかやらないか
・成功の反対語⇔「挑戦しないこと」 失敗ではない。失敗はチャレンジした結果です。
・転ばぬ先の杖?⇒「転び方知らんで人生どう生きていく」

以上、あっという間の1時間半でした。本当に心に残る研修会を有り難うございました。講師の大橋様、東海地区のPTA役員さん方、親の会の方々、先生方たいへんお世話になりました。

 

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第40回全国特別支援教育振興協議会

平成29年12月8日(金)、国立オリンピック記念青少年総合センターで第40回全国特別支援教育振興協議会が開催されました。今回のテーマは「学校教育におけるインクルーシブ教育システムの充実に向けて」でした。
参加者は、午前242名、午後196名で総数438名でした。全ろうPからは会長と事務局長が参加しました。

■午前の部(10:00~12:30)
1. 主催者あいさつ
2. 行政説明 文部科学省・厚生労働省
3. 第1部「共生社会の実現に向けたPTAの役割」についての発表
① 武蔵野市の幼稚園より、50年以上も前から行ってきた「混合教育」について
② 八王子市の小学校より、学校を軸にしたインクルーシブ教育について
③ 三鷹市の中学校より、コミュニティ・スクール委員会と特別支援学級との関わりについて
④ 全国特別支援学校知的障害教育校PTA連合会より、共生社会の実現に向けたPTAの役割について( プロジェクターを使ったとても分かりやすい発表がありました。)
⑤ 文部科学省の視学官より指導講評がありました。

■午後の部 13:30~16:00
4. 事業説明 独立行政法人国立特別支援総合研究所より
5. 第2部 「学校教育における合理的配慮について 実践事例報告、シンポジウム」
① 東京都調布市立飛田給小学校より
② 埼玉県熊谷市教育委員会より
③ 神奈川県立足柄高等学校より
④ 東京都立町田の丘学園より、合理的配慮についての実践事例の発表がありました。
⑤ その後、コーディネーターである文部科学省初等中等教育特別支援課の田中 裕一様の進行によるシンポジウムがありました。
6. 御礼

どの発表も素晴らしく、その後のシンポジウムも熱心な意見交換があり、中身の濃い研究協議会だったと思いました。

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第40回 聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会

平成29年12月18日(月) 東京永田町の憲政記念館にて「第40回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」が開催されました。

 

今年も秋篠宮紀子様にお越しいただき、とても優雅できれいな手話でご挨拶をされました。

紀子様のご挨拶(動画)

式典では、全国のろう学校、親の会から推薦を受けたお母さん方が、聴覚障害者教育福祉協会会長の山東昭子(参議)様より表彰を受けました。

今井絵里子様(参議)も2年ぶりに参加され元気な姿をみせてくれました。

閉会後は、紀子様より参加者一人一人にお声をかけていただきました。
紀子様の気さくさと、素敵な笑顔で、みなさんとても癒されたのではないでしょうか

来年もたくさんの方に参加していただくようお願いします。
紀子様も来年もきていただけるそうです。

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